お久しぶりです & 最新版 さだきち流ガバキックの作り方

おひさしぶりです、さだきちです。


しばらくこちらのブログを使っておりませんでしたが、

ありがたいことに今でも4年前に書いた

「さだきち流 ガバキックの作り方」を時々見に来てくれている方がいるらしく

大変うれしく思っております。


■さだきち流 ガバキックの作り方




今ではほかのブログでも作り方が紹介されているので、

ときどき自分も探したりしていますが、

最近はyoutubeでhow toが紹介されているので非常にわかりやすいと感じてます。


・DJ TECHNORCHさんのキック講座






自分はここしばらくはガバキック自体を作ってはいなかったのですが

今回は久しぶりに4年の歳月を経て若干フローを変えたやり方で簡単に組んでみました。


■まずはCUBASEを立ち上げて…

2015年まではSONARを使っていましたが、今ではCUBASEで作業しております。


■MICROTONICを立ちあげる


まずSONIC CHARGE MICROTONICを立ち上げます。

このシンセはドラムマシーンなのですが、

標準で歪みを付け加えられり、キックのアタック、ディケイの長さ

キックの頭のピッチが落ちてくる速さまで決めることができるので非常に重宝しております。


この時点では太くてやわらかく、少し歪みかけているようなキックを用意します。




この次にこの音にインサートエフェクトをかけてあげます。

CUBASEの場合一つのトラックにかけられる最大数が8なので、

それを超えるときにはグループトラックに連携してあげて

使えるエフェクトの数を増やせるようにしておくと便利です。


■MICRO TONICにインサートエフェクトを入れる



歪んだ音をモジュレーションのように操作するフィルター

→EQで整えて歪ませてEQで整えて…の繰り返し。


鳴らすとこんな感じ




ゴリゴリきょわきょわするサウンドに変わりました…!

結局MICROTONIC、CamelPhat3、SH-1Filterも使ってしまいましたが

それほど強力なプラグインなのです。



その中でも前回はフローに入れていなかったWaves API-2500、

生楽器との相性も良いらしいですが、

派手なカチカチな音を作るときはさらに相性が良いです。

使い始めたきっかけは私の恩師からおすすめの一言だったのですが、

いざ使ってみるとどこまでいっても音がぐしゃぐしゃにならずカチカチな綺麗な割れ方で音量があがるんですね。

今では強めな効果音を作るときはほとんど使ってしまうほど気に入っているプラグインです。


↓こちらとも似た挙動をするコンプなので気になる方は是非お試しください。私も気に入っております





以上ですがやっぱりガバキックを作ると楽しいですね。癒しだ。

ときどき、時間があるときにやっていきたいです。


ここ最近は、ガバはおろか楽曲制作自体も月に2、3曲作ればいいほうで、

日常のほとんどが効果音制作、MA作業をメインに行ってたので

今年は逆にもっと曲を作って外に出していこうと思います。


M3秋にも出すことができたら出したいですね。

ご期待を…!

艦これDrumstep

前に『最近艦これのアレンジ曲を作ってます。』という記事を書きましたが、

ニコニコ動画にて曲を公開しました!



名付けて南方海域強襲偵察!BossBattle DrumStep remix



ドラムとベースをバキバキにしたアレンジに仕上げてみました。

Massiveでベース作ってバウンスして波形を切り貼りして切り貼りして…という作業を延々と行った結果がコレ。1:10~のキックとベースの絡みが個人的に気に入ってます、

ドゥーンドゥーン!ンベベベ!手(チョキ)(՞ਊ ՞)手(チョキ)



イラストおよび動画はウミノモクズ( @umino_mkz )さんに作っていただきました。

パーカーぜかましちゃん超かわいい


また、pixivにてウミノモクズさんのイラストが公開されてますのでよろしくお願いします。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=42440245


ちなみにこちらの音源は下のSoundCloudからフリーでダウンロードできるようになってます

もし良かったらダウンロードよろしくお願いします。



posted by さだきち at 17:16Comment(0)日記

さだきち流 ガバキックの作り方

こんにちは、いつもポチポチとキックを作っているさだきちです。

全然ブログ更新していませんでしたので、
今回は自分流ですがガバキックの作り方をつらつらと書いていきたいと思います。
作り方や知識的な部分など、いろいろと間違っている部分もあると思いますが参考程度に見て頂ければ幸いです。


■そもそもガバキックとは?

まず、ガバキックとはなんなのか?という話なのですが、
ガバキックにもオールドスクール系のキック、フレンチコア系のキック等いろいろな種類がありますが、
今日紹介させていただくのが、『Nu Style Gabba』や『Mainstream Hardcore』と言われているキックです。

どのような音かというと下記の動画で聴くことができるドンワドンワと鳴ってる低音のことです。
元の音は何から出来ているのかというとキックドラムを歪ませて作った音なんですね。

DJ Mad Dog - A night of madness


Project Hardcore (anthem mix)


ART OF FIGHTERS - Breaking the Ground



■ガバキックの種類
使用するキックの種類は2つです。
○ディケイ用キック(どんわーって鳴る音)と
○アタック用キック(コッ!って鳴る音)です。

この2つを同時に鳴らしてガバキックが出来上がります。


ちなみに作るとこんな感じになります


■ディケイ用キックの作り方
キックの元の音としては、
僕は主にMicroTonic(ソフトシンセ)をベースにして作っています。
もちろんSynth1などいろんなシンセサイザーでも作れますが、
MicroTonicはパーカッション・シンセ・プラグインということで
最初からキックの音をいくつか収録してあるので使い勝手がとても良いです。

サンプリングした音をディケイように使っても良いのですが、
ピッチベンドをかけて音の変化をつけたい時には不便なので、
シンセサイザーで作ったキックを使うことをおすすめします。

一応Synth1でのセッティング例を載せておきます。
gaba.jpg

次にエフェクターを組んでいきます。

エフェクターの順番は以下の通り。かなり無駄があるかもしれません。
------------------------------------------------
①.イコライザー or フィルター(まずはキックの基礎を作る)

②.フィルター(キックの音をキュワキュワ言わせる用)

③.ディストーション(音を歪ませる)

④.イコライザー(歪みすぎた部分を調整)

⑤.ビットクラッシャー(飛び道具に)

⑥.リバーブ(キックに広がり、厚みをつける)

⑦.マルチバンドコンプ(うるさくなりすぎた部分を潰す)

⑧.リミッター(キックの音圧を稼ぐ)
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[解説]

①イコライザー or フィルター
まず最初のポイントですが、
一番最初にEQかフィルターをかましてあります。
これは音をディストーションで歪ませる前に
キックの歪ませたい部分を自分で作ってあげる作業です。
EQだと30Hzあたりまでは-10dBくらいまで下げてさげて、
100Hzあたりを5dB上げてあげるとイイ感じになりました。

ハイパスフィルターでも同じようなことができます。
低音をレゾナンスを少し上げてカットするとイイ感じに効果が得られます。
SH-Filterの画像ですが、参考程度に貼っておきます。
filter.jpg

②.フィルター
これはハイパスフィルターを使うのですが、
レゾナンスを効かせたフィルターをディストーションの前に組むと
フィルターを動かしたときにレゾナンスで強調された部分も一緒に動くため、
その部分に思いっきり歪みがかかり『きゅわきゅわ!』や『ゴーッ!』とした音が出る仕組みになっています。
正直これだけでかなり遊べます。
reso1.png

③ディストーション
①、②で組んであげたプラグインを含め音を歪ませてあげます。
音を歪ませる系であれば何でも良いのですが、おすすめはCamelPhat3という歪み系プラグインです。
有料ですが凶悪な歪ませ方ができるので個人的に重宝しています。

④イコライザー
歪ませた後の音を微調整します。
ちょっと全体的に歪みが強すぎてキンキン!としたり、
こもった音になってしまったりするので、中高音域あたりを下げてあげます。
低音が足りなければまた100Hzあたりを上げてあげてもいいかもしれません。

⑤.ビットクラッシャー
飛び道具です。フィルターでキュワキュワさせるだけじゃ物足りないなというときに使ってあげると面白いかもしれません。


⑥.リバーブ(キックに広がり、厚みをつける)
ルームリバーブ系を薄くかけてあげることで奥行きもあり、厚みもあるキックになります。

⑦マルチバンドコンプ
音が出すぎた部分を潰します。
500Hz~1kHzあたりを潰してあげるとすこしスッキリとしたキックになります。

⑧リミッター
潰した音を最後に持ちあげてあげます。



以上、ディケイ用キックの作り方でした。



■アタック用キック作り方
アタック用キックは『コッ!』といった短い音で出来ているため、
サンプリングしたキックを使っても良いと思います。
TR-909系のキック等をディストーション系のエフェクターで歪ませてもいいですし、
SoundEngine等で歪ませてあげてもいい音が出来上がります。

・参考


歪ませたキックはアタックとなるわけなのですが、
あまりにもディケイ用のキックと被りすぎると音の厚みが損なわれてしまうので、
200HzあたりまではEQでガッツリと削ってあげた方がディケイ用キックの音も聞こえ、かつ
アタックの音もキマるキックが出来上がります。


以上、アタック用キックの作り方でした。




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ふたつのキックを合わせてガバキックが出来るわけですが、
少々高音の鳴りも足りないと思った時はうすーくライドシンバルをかけて上げるとビシッ!とキマります。


と、こんな具合の説明となってしまいましたが、
ガバキックにもいろいろな作り方があると思いますので、
作り方の一つとして参考にしていただければ幸いです。





使用したプラグインを下記に記載しておきます。

◆有料プラグイン
MicroTonic
http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=90925


Camel Phat
http://www.camelaudio.com/camelphat.php


◆無料プラグイン
SH-1 Filter
SH-1 Graphic EQ
http://freemusicsoftware.org/1719


BitCrusher
http://freemusicsoftware.org/category/free-vst-effects-2/bit-crusher


TLs-Pocket_Limitter
http://hem.bredband.net/tbtaudio/archive/newtbtvstplugins.htm


◆DAW付属(SONAR)
Reverb
Multiband




『男は黙ってガバキック!』だぜ!
posted by さだきち at 01:51Comment(0)日記